◎DF
16-17 RE リュカ・ディニュ
L(R)SB、LMFで使用。右サイドでもそこまで動きは落ちません、ボランチは完全に試合から消えるので置かないことに。
奪取力良し、クロスの質良好とサイドポジションとしてはなかなか。
離れは悪い方で大体ドリブル突破を選択して、あまりWGにパスを出しません。プルバック重視やクロスのKPがないため、その状況下での動きは不明です。
KPはアーリークロス重視ですが、発動させても基本的に普通のクロスを出そとうとします。センターライン付近からアーリーを上げたのは全127試合で4、5回程度とかなり低めです。
またロケットパス使用時はほぼ確実にビエラにヘディングをさせる高弾道クロスを上げるようになりました。精度も高く決定力もあるのでいいですね。
印象に残ったのがカバーリング重視の時に離れた位置から走って行って相手のロングボールをインターセプトをするなど、あんまりWCCFでは見られないプレイもありました。
17-18 RE プレスネル・キンペンベ
LCB、LSBとして使用。
フォアチェックがかなり早く、奪取力もなかなか。
SBを真ん中づめに置いてCB判定にさせても、かなりサイドを上がって来る率高いです。
高い位置でボールを持つとパス離れが悪くなり、ボールを持ったらだいたい自力でドリブル突破をしようとします
スピードが数値では16あるみたいですが、そのドリブルを見る限り体感15位にも感じます。
目立った長所はないが短所もない、テンプレクラスには劣りますが優等生な一枚ですね。
13-14 RE ママドゥ・サコ
LCBとして使用。
典型的なパワータイプCBで、カバーに回りパスコースを防ぐタイプですね。
いざカバーに回るとパワーでゴリっと奪う感じで安心感があります。
特筆すべき点はやはり裏の説明文にも書かれているとおりポジショニングが絶妙なところですね。弱点の足の遅さもこれがあるのでそこまで気になりません。
相手の決定的なラストパスをインターセプトした数は数知れず。スタンブリ以上のインターセプトの名手です。
最も流石にチャレンジマッチや一部レジェンドチーム(カテナチオ82とか)には通じない面がありますが、それ以外の対戦相手には通じるので安定感があります。
またこれは意外でしたが身長(187cm)の割に空中戦が得意でないのか、いざ空中戦になった時はRCBのテュラムがカバーによく来ていました。
01-02 BE リリアン・テュラム
RSB、RCBとして使用。
この一枚に関しては流石の一言で、ホームで使用しているゲーセンでは店内ベストイレブン、MVPに2度ノミネートされていました。
プレスしたら大抵一発で奪取してくれますし、出来なくても鬼フィジカルですぐに立て直して追い打ちをかけてくれます。
個人的に苦手なペレやイブラヒモビッチのようなタイプとタイマンでやりあえますし、空中戦やカバーリングもそつなく熟せるので非常に頼もしいです。
球離れも良いのですが、サイドに置いても自分ではあがらず直ぐにパスをするため、持ち前のフィジカルを活かしたサイド突破をなかなかしてくれないのがこそばゆい所ですね。
弱点と呼べる弱点はありませんね。フランス縛りでCBだとどうしてもデサイーが人気ですが、普通にテュラムも素晴らしいのでオススメしたいです。
13-14 RE アディル・ラミ
RSB、RCBとして使用。基本テュラムをCBラミをSBにして偶に位置を交代させながら使っています。
有名なテンプレクラスの優良白ですね。一緒に使っているのもありますが『小型版テュラム』というの印象を受けました。
奪取力フォアチェックカバーリング空中戦どれを取っても白としては破格の性能です。
KPのロングパスを指定して指示キー左を点灯させるとほぼ確実にLMFのディニュにロングパスを上げるので、カウンターの起点になりやすく重宝しました。
相手が格下でDFに余裕があると自動でオーバーラップしてクロスに持っていくなど判断力も優れています。しかもそのクロスの質も良好です。
と、攻守ともに隙のない完璧さですが、唯一の弱点はスピードがないのでスピードスター系の相手には流石に追い付けず完敗すること、くらいですね。
17-18 RE ジェレミー・マテュー(控え)
CBの控えとして使用。
KPのお試しでラインコントロールを使用したかったのもあって入れましたがまあまあですね。
典型なパワータイプCBでサコより奪取力はある方ですがスピードが明らかに数値より体感遅く、14という数値ですが体感11か12程度に感じます。
サコの様な一芸に秀でた部分もないですしスタミナも14と数値通りで1試合厳しいです。
ラインコントロールもいまいちだったのでサコやテュラムの控えという形に。
◎GK
16-17 RE アルフォンス・アレオラ
フランス縛りでなんと唯一のPKキーパー持ちですね。つまるところ選択肢はありませんでした。
試合においては飛び出しが速いが収めるのに少しもたつく、クロスボールに対しては弱いという印象でした。
PK戦は5戦4勝1負、エリアも含むと7戦5勝2負でした。
最初こそ5本中3発も止めてたので期待してたんですがそれ以降は5、6本中1、2本止めて勝つという薄氷の勝利が多かったです。
中でも前の項目で書きましたが存外ビエラがPKを外すのが痛かった。そう考えるとアレオラ自体は勝負強いというか運が強かったですね。
◎反省&訂正案
今回このチームでプレイした中でやはり一番の短所であり改善が見込めると感じたのが中盤。
どうしても奪取力が低く初動が遅めだったので、中盤二枚をフラミニとRディアッラのガチガチの優良白に変更。
カバーリング重視の使用感自体は良かったので、レアKPのあるマケレレをさらに中盤の底に加えて3ボランチに。
ビエラはアトミックセンターになるまではガス欠不可避なので、トップ下気味にして前線を優先させます。
ダイレクトプレイ重視のレアもポグバからMVPグリーズマンに変更します。
後は正直数値調整や片攻め型か両攻めで微調整が中心になりそうですね。
・プランA(80-100試合までの基本型安定重視)
・プランB(両攻め攻撃特化&守備ガバ化・プランC(片攻め型)◎詳細メンバー
〇続投メンバー
・17-18 RE(EX) キリアン・ムバッペ
・05-06 WMF パトリック・ビエラ
・15-16 RE ベンジャミン・スタンブリ
・17-18 RE プレスネル・キンペンベ
・13-14 RE ママドゥ・サコ
・01-02 BE リリアン・テュラム
・13-14 RE アディル・ラミ
・16-17 RE アルフォンス・アレオラ
〇メンバー交代
・ATLE ダビド・トレゼゲ → 09-10 RE(EX)ダビド・トレゼゲ
・16-17 RE レーヌ・アデレード → 16-17 MVP2 アントワーヌ・グリーズマン
・13-14 SP(代表)ポール・ポグバ → 04-05 WCN クロード・マケレレ
・15-16A RE(BT) フランシス・コクラン → 08-09 RE ラサナ・ディアッラ
・06-07 RE オリビエ・ダクール → 13-14 RE マテュー・フラミニ
・17-18 17-18 RE ジェレミー・マテュー → 14-15OE RE クル・ズマ
〇不確定要素
・05-06 CRA ティエリ・アンリ → 16-17 BUN カリム・ベンゼマ(片攻め路線)
・16-17 RE リュカ・ディニュ → 08-09 RE パトリス・エブラ(お試し)
こんな感じですかね。今月も来月も忙しいので、触れるかどうかわかりませんが、またエリアに挑戦したら報告したいと思います。ではでは
エリアの結果が出たので使用感を書きたいと思います。
2014年から4年もプレイしていて初U-5、初ユニバーサルということで一つこの不肖監督の程度をお察しください。後画像の戦績のショボさからも。
エリアの結果はというと…ベスト8でした。俗にいうテンプレ編成の方にPKの末打ち取られていました。
まあ残念ですが、正直期待以上の結果でした。中盤にタレントが不足しているのと、痛根のKPミスでロケットパスのつもりがアーリークロスという事態に!
もう一度だけロケットパスできちんと挑んでからこのチームを締めくくりたいと思います。
◎使用感
任期127試合経過、スピードテクニックディフェンス震撼です。
序盤から中盤にかけて4-4-2の片攻めでロングパスとアーリークロスアーリークロスを併用。
ロケットパス取得後は4-4-2の両攻めでロングパスとロケットパスを併用していました。
守備は序盤から中盤にかけては組織守備でしたが、カバーリング重視の使用感が良かったためそちらに固定。
サポはオーバーラップ(アトミックセンター)で、PK時はPKセービングに変更していました。
〇FW
05-06 CRA ティエリ・アンリ
WGを中心にCFでも使用。WGは左右どちらでも差異はなしでした。
WG時の突破力は中盤一時通じなくなったけど覚醒してからはS級リーグでも並大抵の相手なら難なく突破できる位の力があります。
ドリブルはフェイントを多用するタイプで、サイドライン沿いを避けて若干中央よりをあがるのが特徴的。
クロスもレベル毎に精度が上がる印象でムバッペにはグラウンダー気味の高速クロス、ビエラがターゲットなら山なりのクロスを上げるなど、使い分けてくれるようになります。
CFもまた中盤抜け出しを全然してくれなくなるが、終盤盛り返す印象。パワーないからマークされるとやっぱきついですな。
また以前アーセナル縛りで使用した時も思いましたが、連携線で黄金直前まで自動で上がる人がすごく多い。上がらなくても太線までいく。
17-18(EXTRA) RE キリアン・ムバッペ
アンリと入れ替えながらWGを中心にCFでも使用。終盤は二人ともWGに。
正直序盤から中盤にかけては突破力もターゲットマンとしてもいまいちで、控えのアデレードをレギュラーにしたことも何度かあったほど。
しかしチームスタイルがだいたいAになりだす(もしくはパワー覚醒後)頃位から、使用感が大きく変化して一線級に。
中盤まではプレスされたら一発で潰されていましたが、覚醒後は多少よろけてもスピードを落とさずにピッチの端まで一気にボールを持っていきマイナスクロス気味に精度が増したクロスでアシストを量産してアシスト数一位まで上り詰めました。
CFもターゲットマンとしてはアンリよりやや上に感じるほどボレーがハマります。
べた褒めですが明確な短所もあり、CKとFKがS適正がですがCKは精度悪し、FKは二、三度ありましたがどちらもダメでした。
そして肝心ですが、スタミナは数値(14)以上に低く感じられハーフタイムには3分の1になっていることしばしば。
スタミナを覚醒させてもこれは変わりありませんでした。控え要員は必須です。
ちなみにアンリ2世と仇名されることもあってアンリとの黄金連携は最速でした。
そのこともあるのか、アンリがCKの際はターゲットになることが多く、ボレーがスパっと決まることが多いように感じました。
15-16Aver2 ATLE ダヴィド・トレゼゲ(控え)
金枠をSS要員にしていくスタイル。SS発動率は90%超えます。ポジションはCF一択。WGはA級カップまでなら通じますが流石に足が遅いのでS級になると手も足も出ず。
立ち上げ当初は全くの棒立ち状態ですが、レベルが15以降位になるとポジション下がってきてポストプレイや攻撃の起点になるなどプレイの幅が広がってきます。
で、特別指導でオフェンシブ++も付いたおかげで得点率は高い…と言いたいところですが、今いち決め切れない。
確かに端々に実際のトレゼゲらしい絶好のポジショニングや、抜け出しなどアンリやムバッペにはない光る部分は随所でみられるのですが決め切れない。
理由としては金枠特有の連携の付きにくさでしょうか。一応降臨のレアKPなのでそれも付けたら化けそうな気配が動きからもわかるんですが、スタイル的にそれは叶わず。
活かしてあげられないのが後悔ですね。
16-17Aver2 RE ジェフ・レーヌ=アデレード(控え)
MFですがWGとしての控え。ムバッペ覚醒前までは偶にレギュラーとして使用していました。
ロングパスを受けとる時のポジショニングが絶妙で、持ち前のスピードで一気に高速カウンターに持っていけます。
が、クロスが絶望的に精度が低い。幸いパワーの割にミドルシュートは意外と決まります。
モチベーションは控え要員としては優秀で控えに置きっぱなしでも絶好調が続きます。
スタミナは数値通り一試合持たないです。
〇MF
05-06 WMF パトリック・ビエラ
キャプテン要員。中、右ボランチ、CMF、トップ下で使用。
昨今有名なオーバーラップのレアKP持ちということで注目を集めている1枚ですね。事実このチームの攻守に渡る要になっています。
とにかく立ち上げ当初から直近の試合に至るまで、期待以上の強さを維持しています。
まず個人的に有名な黒ビエラは守備範囲こそひろいものの奪取力はいまいちだと感じていましたが、このビエラは黒ダーヴィッツに匹敵する奪取力があります。
またオーバーラップを発動させればほぼ確実に前線に現れ得点に絡んできます。
序盤はゴールエリアから宇宙開発するなど足でのシュートに難ありですが、成長していくと確実に決めてくれるようになります。
またヘディングは立ち上げから上手で、確実性があります。得点ランキングでは堂々の1位になっています。
短所がやはりスタミナで、KPにしたままだとテクニックを震撼させても一試合ギリギリか持たないことも。
アトミックセンターを発動してようやく3、4割持つかくらいです。
で、ここからが問題なんですがちょうどオーバーラップGになったタイミングで特別指導でタフネス+取ったんですが、1試合走り回っても調子が好調なら8割近くスタミナが残るようになっていました。どちらの影響が大きいのやら…
またアトミックセンターGになることで守備意識も強まるのかDFのラインまでボールを追い回す事も多くなりました。
おかげでカウンターしてもオーバーラップが追い付かず、クロスに間に合わないなんてことも。
もう一つの短所はPKがヘタ。5回近くジャパンカップなどでPK戦をしましたが3回外したり止められてます。これには参りました。
ともかく弱点こそあれこのチームの『核』と言える存在です。
13-14 SP(代表)ポール・ポグバ
ボランチ、トップ下で使用。
ボランチに置いた時よりトップ下での動きがやはり良く、左寄りより右寄りに置いたとの方が動きがいいように感じました。
奪取力も何故かボランチよりトップ下のが心なしか上です。
サイド突破は苦手で、スピードもパワーもなくテクニックの割にそれらしい動作をしないので簡単に潰されます。
パスも致命的にヘタでロケットパスになるまでは、スルーパスを狙っては相手へパスするなどミスを連発していました。
しかしロケットパスを習得後は、ポグバだけでなくチーム全体のパスの速さ、精度が飛躍的に向上して非常に使いやすくなりました。
スタミナは他の方の使用感でも書かれていますが完全に数値詐欺で、一試合持ちません。覚醒して+1になると心持ましになりました。
あとモチベーションが緑の通常顔の時がほとんどで、どれだけ活躍しても好調になりずらいです。
少なくともU-5でわざわざ使うカードでは無いかも(←使ってる人)。フランスU-5R作るならちょっとまた入れてみたくなりました。
15-16Aver3 RE(BT) フランシス・コクラン
左ボランチで使用。
当初は控えでしたがKPのカバーリング重視がメインで使っていた組織守備より使い勝手が良かったのでスタメンに。
タイプとしてはKP通りあまり積極的にフォアチェックに行くタイプでなく、そのカバー役に回り込むスタイルですね。
奪取力はそこそこですが、やはりボランチとしてよく使われている優良白と比べると一つ二つ落ちます。
追加能力でリベロ++を手に入れましたが動きに変化はみられず。ちょっと勿体ないですね。
スタミナは一試合持ちます。
06-07 RE オリビエ・ダクール(控え)
ボランチとして使用。正直ボランチとして奪取力は並以下でカバーに来たDFに助けてもらったことは数知れず。
長所といえばパスでしょうか。サイドからロングボールを中央から逆サイドにダイレクトで捌くなど、カウンターのキーマンになることもありましたが…ちょっと勿体ない一枚ですね。
ちょうどポグバと入れ替わりで今は控えに回しています。
15-16 RE ベンジャミン・スタンブリ(控え)
ボランチの控えとして使用。SS(パワー)持ちですが発動率は低め。
フォアチェックは一人目を追う形で寄せるパターンが多く奪取力はまあまあですね。
特筆すべき点はポジショニングが良いのか、かなりインターセプトを連発してくれます。
パスも近くにいる仲間にパスを速攻で渡そうとするため、目立ったミスはありません。
控えに置きっぱなしでも絶好調を維持してくれるので助かります。
というかスタメンにすると下がる様な…?
スタミナは数値通りで1試合でスカスカになります。
長くなったので、DF、GKの使用感はPART2で述べさせていただきます。
あ、後チーム再編成案もね。
お久しぶりです。
かれこれ4、5年…は放置していた910sです。
まあ録でもないロクデナシな生き方をしております。
趣味嗜好も変わって学生時代は特撮一筋でしたが、社会人になってからは見ることもないと思っていた大河ドラマや時代劇、サッカーの試合などを見るようになりました。今度レビュー上げるとしたらその系統になるかもね。
ゲームもwccfというゲーセンにおいてあるサッカーゲームを4年前からしておりました。今は1718開幕ってことでフランスとイングランドのu-5を立ち上げてます。使用感もそのうちチョロチョロっと載せていけたらなと。
少し前にPSアーカイブスでサモナイ1・2が六百円で売っていたので購入。
この絵師さんが好きでかれこれ10年ほど気になっていた作品だけあって感慨深いです
サモンナイト1
ストーリーは異世界に召喚された少年が世界を救うという王道ストーリー。最近これほどまっすぐな作品に合うことがない。かなりくさい演出もある。今の子供はこれを笑うだろうか。短所としては重要なキャラが終盤に登場しすぎて、それらキャラ達の掘り下げがイマイチになってるのが惜しい
ジャンルとしてはスパロボやFEと同じ戦闘シミュレーション。戦闘後に好きなキャラに経験値をふって能力値も自分で振れるが、一人のキャラに経験値を振りまくるとかなりヌルいバランスになる。最初は主人公だけ強くしてあとは五人ほど集中して鍛えれば二日ほどでクリアできる。ウリの一つであるはずの召喚術よりも物理で殴った方が早い
サモンナイト2
前作で終盤に登場した惜しいキャラ達が今作ではメインキャラとして序盤から登場している。前作の主人公との交流で変化した人物や、あのキャラってこういう性格だったのか、と前作の短所が上手くカバーされているのがグット。サモンナイトの世界観に大きな広がりを感じた。
戦闘バランスも前作の反省点からレベルアップ毎の必要経験値が増えて、無双が出来なくなっている。前作であまり必要のなかった召喚術がかなり変化を遂げ使いやすいものになっている。結果としていて戦闘バランスは良くなったが、文句を言うとすれば経験値配分が悪いのでテンポが悪い。シナリオが長いのがそれに拍車をかけている。
なんというか久々の投稿だったなあ
○海賊戦隊
これまでの戦隊が同じ世界観に存在している設定で登場する、戦隊版ディケイド。最近の東映は過去作を粗野に扱うため内心不安が募っていたが、最後まで過去の戦隊をリスペクトして描いた良作だった。VSライダーの評判は、友人含めネット界隈でもよろしくないが、VSギャバンの良評判を聞くとやはり「メタルヒーローはこっち(戦隊側)に出て正解だったな(ボソッ)」と考えてしまう。
○特徴・ストーリー
かつてレジェンド大戦でザンギャックの大艦隊と引き換えにスーパー戦隊は力を使えなくなってしまいレンジャーキーという鍵に力を封印される。新しいスーパー戦隊、ゴーカイジャーたちは鍵をすべて集めて彼らに返すのか、と思いきやどうも「宇宙最大のお宝」なるものを狙っているらしい。なんで戦隊の力を集めてそのお宝のカギになるのか?その謎はついに語られることはなかった。そもそも戦隊の世界観を無理やり繋げているためそこまで求めるのは酷だろう。残念には思う。
このゴーカイジャーの一番の味噌は過去の戦隊ヒーローがゲストとして登場して、その後日談が見れるところだろう。正直当たりハズレはあれ、リアルタイムでみたヒーローが再登場するというのはとってもうれしい。特にボウケンジャー回、カーレンジャー回、ジェットマン回、ライブマン回、はキャラが活きる素晴らしい出来だった。死んだ後も親友たちを守ろうとする凱や、敵になった友人を救おうとするジョーに諭すいぶし銀になった丈、マーベラスやルカと冒険するチーフなど
ゴーカイジャー対ザンギャックという本筋のストーリーはあまり奇をてらわない王道展開そのものだった。「宇宙最大-」はあっさりしすぎたし、ゲスト回に圧迫されて個人回が少なくなってしまった点以外は、堅実な作りでいい。
○ゴーカイジャー
これまでの戦隊と比べニヒルでアウトローな雰囲気のスーパー戦隊。とは言えあくまで義賊であり、アバレキラーのようにはっちゃけることはない。過去の先輩戦隊に敬意を払わないが、のちに入る鎧が戦隊フリークなのでバランスが取れてるようになる。過去戦隊に押しつぶされることがないくらいに曲者ぞろいで、影が薄くなることはない。
・キャプテンマーベラス(ゴーカイレッド)…今回の赤いの。海賊船長ということや言葉が偽悪的なため誤解されることがあるが、「実はいい人」。元はアカレッドの部下だったが、同僚のバスコの裏切りにより命からがら生きのびる。この頃から偽悪的な面が見られるようになった。実は彼が倒した幹部クラスはバスコしかいない。
・ジョー・ギブケン(ゴーカイブルー)…珍しい男のポニーテール剣士。良く鍛えているシーンが映る。敵にやられたらまず修行という昨今あまり見られなくなったパワーアップ法をとる…これが普通なんだが。敵にバリゾーグがいるが、ザンギャックにいた頃の親友で彼の死と改造をきっかけにゴーカイジャーとなった。
・ルカ・ミルフィ(ゴーカイイエロー)…腕の立つ女戦士。守銭奴であるがこれは彼女が貧しい惑星の生まれだからである。回を経るごとにかわいく見えてくる。
・ドン・ドッコイヤー(ゴーカイグリーン)…通称博士。元は単なる科学者だったがルカとザンギャックの抗争に巻き込まれて以来、メカニックマンとしてゴーカイジャーに加入することに。戦闘は得意じゃない。ギャグ要員1。
・アイム・ド・ファミーユ(ゴーカイピンク)…元はファミーユ星のお姫様だったが、ザンギャックの介入により、星が滅ぼされている。そのためゴーカイジャーになったが博士と同じく戦闘が不向き。ギャグ要員2。
・猪狩鎧(ゴーカイシルバー)…唯一の地球人のゴーカイジャー。戦隊フリークでギャグ要員ながら扱いもよい。彼の乗るロボットはジュウレン、タイムレン、アバレンの大いなる力で生み出されたもので実質ゴーカイオリジナルではない。6号戦士はよく最終回はぶられがちだが、この鎧はレッドと共に親玉と闘って、止めまで指している。
・マッハルコン…ゴーオンジャーのスピードルとベアールVの間に生まれた子供…マジかよ。過去戦隊の子どもが現戦隊の仲間になる…と考えていいのだろうか。最強合体で必要なためいれておいたが、実質ゴーカイジャーの舎弟になっていたのでここでいいだろう。
○宇宙帝国ザンギャック
スーパー戦隊の全パワーでようやく艦隊の一部を倒せる規模の大艦隊を持つ宇宙帝国。正直悪役の彼らはそこまで特筆することもないが、過去作とつながりを持つ怪人を引き立てるなど注意すると面白い。というよりまだ過去組織の残存勢力もあって三つ巴の戦いになることもままあった。ライバルのバスコ、大幹部のダマラス、大ボスのアクドス・ギルと、悪役も奇を衒いすぎない良い面々だった。
・アクドス・ギル…超終盤に出てきた敵の総大将。キャラクターの掘り下げはあまりなされてなかったのが残念。全戦隊の攻撃を連続してくらっても耐える耐久力が売り。
・ワルズ・ギル…序盤から中盤にかけての大将。アクドスの息子であるが、才能に欠ける。性格も非常に子供っぽい。最後はカンゼンゴーカイオーのかませとなって死んでいった。…そこは復活して覚醒しておやじと一騎打ちでしょ。ダークナイト先輩を見習って。
・バスコ…アカレッドも恐れたという謎の男。非常にいやらしいキャラで戦隊を操って戦隊と闘わせる最悪な奴。下手に善人的な部分を見せないため、昨今あまり見ない問答無用で倒されてほしい悪役である。勧善懲悪ものである戦隊には最適の「素晴らしい悪役」といえよう。
・ダマラス…忠臣。おそらく個人ではゴーカイジャー最強の人物。中盤ワルズを死なせた罪で監禁されるが解放後はゴーカイジャーを血祭りに上げる活躍を見せる。バスコの不意打ちがなければまともに勝てなかったであろう。
・インサーン…技術顧問。怪人の巨大化させるのはこの人の役。大人の悪女キャラなのだが、それ以上踏み込んだキャラづけがなされなかったのが惜しい。ジェラシットも生き残った怪人だけど、インサーン改心とかにはならんかったしね。
・バリゾーグ…元ジョーの先輩…だが機械化され本来の人格はほとんど消失している。ブルーとの一騎打ちで最期を遂げる。最近一騎打ちすらも戦隊で見かけなくなったので、見せてくれたジョーさんには心底感謝している。
○総評
ディケイドでは諸事情から本家の平成ライダーが登場することはなく、並行世界の同一人物が登場し、描かれていた。「クロスオーバー」とはヒーローとヒーローの共演でもあるが人間と人間の共演でもあり、その半分がディケイドでは失われていた。このゴーカイジャーはそういった不足分を補うものであった。また真っ当に完結してくれた点はファンとして嬉しい。久々にいいものが見れたよ。もう10点あげちゃう。
10点 中 10点