忘れてました完成させました。
勇者シリーズを見たのでこちらも目を通しました。
特にライジンオーはワタルやグランゾートと並んで、保育園から小学校にかけての僕の生活を彩ってくれた愛すべき作品です。…一応言っておきますがリアルタイムではなく再放送で見ました。
〇絶対無敵ライジンオー
エルドランシリーズ第一作。エルドランという光るおじさんからロボットを託された小学生の五年三組が悪の五次元人から地球を守るというストーリー。学校が基地になると言う斬新な設定が、当時小学校に入りたてだった僕の心を鷲掴みにしたのは言うまでもありません。ニセライジンオーとジャークサタンが出てくる回や、ED前の来週のジャーク獣紹介は今でも記憶に残っています。ただ悪役のベルゼブやファルゼブ、タイダーなどは覚えていましたが、主人公達である地球防衛組はメイン以外あんまり記憶に残ってませんでしたね。子供が完ぺきに記憶するには多いのかも。
正直言ってストーリーの方は今見ると結構アレですね。小学生の一クラスが防衛軍の大人達より名実ともに活躍するなんてね。松本梨香つながりで、ダ・ガーンとは反対なのが面白いです。あちらは星史がダ・ガーンたちを防衛軍の戦いの道具にはできないというが、しかしそれは責任持つ大人である防衛軍にとっては子供のわがままにしか見えないという、とらえ方をしていましたね。
娯楽作品と言う点で考えればライジンオーが正しく、視聴率に反映されていますが…どちらが正しいかは選べませんね。
〇元気爆発ガンバルガー
第二作目。他二作とは違い一つのクラスではなく仲のいい三人組が秘密のヒーロー「ガンバーズ」としてロボットに乗るのが大きな特徴。ギャグ描写が他二作より多く、それによるギャグ補正で地球を真っ二つにしたり、空間操作するとんでもない敵メカもたびたび登場する。ギャグが多いとはいえ、事実敵は強く、ガンバーチームも本当に三人(+犬)しかおらず、後方支援はゼロに等しいため、苦戦する展開も多かった(最終回は木星、地球、水星がガンバルガーの「ついでに」破壊された)。がただ単に力と力のぶつかり合いで倒すことが少なく、独特かつ柔軟な発想や弱点を突く形で敵を倒す展開はエルドランシリーズの中でも異質の戦い方となった(他のエルドランはだいたいその回登場したクラスメイトが勝利のカギとなる物が多い)。また終盤の三人がヒーローであることがバレる展開は、まさにヒーローものの醍醐味と言えるものでかなり好きな名場面である。一通り見たいまでもガンバルガーが一番好きだと断言できる。
〇熱血最強ゴウザウラー
第三作。前二作で培ったノウハウを吸収し発展させた、エルドランシリーズのみならず、ロボットアニメ史上にも名を残すべき傑作。小学六年生と言う一つの分岐点に立たされた少年少女が、機械化帝国との戦いに挑んでいくというストーリー。前作とは打って変わって、シリアスかつハードな展開が多く敵にもふざけたキャラはいなくなった。それにより敵は没個性的にはなったが戦闘狂のデンキオー、下剋上を狙うエンジンオーなど他にはない複数の敵幹部のキャラクターはクレイジーたが魅力的なものが多い。また大人になっていく少年少女の成長が大きくピックアップされ物語に深みが出た。終盤にはメインパイロットの健一が敵に機械化されるというハードな展開を迎え、物語は一気にクライマックスへと向かう。ガンバルガーがヒーロー路線だとすれば、ゴウザウラーはロボットものらしい終わらせ方だった。最終回のエピローグも、シリーズの終わりを迎えるにあたって相応しい内容「クラスの仲間だった」ゴウザウラーへ感謝を述べるという…そんな素晴らしい余韻を残すものであった。