末期の2作品をご紹介。
監督は違うが、両監督とも特撮好きであるのが共通点。
勇者聖戦バーンガーンはニコニコとかで見れるんだろうけど、まだ見てません。
○勇者指令ダグオン
腐女子人気が高いというだけで、敷居が高くなってしまった不遇な作品。
裏番組にウルトラマンティガがきていたらしいです。…ごめんダグオン、俺ティガ見てたよ。
宇宙監獄サルガッソから脱走した地球狙いの宇宙人を、宇宙刑事であるブレイブ星人が地球の高校生5人(+2)に「自衛してね」と戦う力を与えたのが戦いの始まり。敵組織は明確には存在しておらず大ボスであるマドー3兄弟を中心とした小規模なグループという体になっています。
主人公は一応炎だが、メンバー全員が主人公といったところ。「勇者戦隊ダグオン」でも十分通じますね。
マイトガインと同じくテンプレ通りのメインキャラクターではありますがよりはマシで、サブキャラに救われている感じですね。
演出やメカが大方戦隊を中心とした特撮をオマージュしたものなのは一目瞭然。
終盤の八十年代末期の戦隊に出てきそうな基地ロボとか、悪の心を芽生えさせる装置を作動させても地球人は効果がなかった、という円谷臭い話とか。
ただ、この作品も飛びぬけて良いというわけではないですねー(子供向けから腐女子向けに転化したOVAの一件もありますし)。
○勇者王ガオガイガー
スパロボに登場したたり、主役のガオガイガーの見た目カッコよさもあってか勇者シリーズで最も知名度の高い作品。
ストーリーは有機生命体を機械化するゾンダーを倒すためガオガイガーを筆頭としたGGGの活躍を記したもの。せっかく主人公がサイボーグなのに、すでに物語が始まった時にはアイデンティティが固まっているのを見てもったいなく感じました。ほんの少しだけ回想で出ましけどね。
この作品はヒーローがピンチになっても勇気で補えばなんとかなるし、なんとかならなくても獅子王博士が何とかしてくれるので、ピンチがピンチにならないんですよね。これは組織が大きなマイトガインやジェイデッカーにも言えますが、特にガオガイガーは「奇妙な」安心感があるんですよね。
あと中盤からは敵がでかすぎてなんか良くわからんという展開が多くなり、あまり好きじゃないです。
それ以前にエフェクト多用しすぎです。最終回は少なめで演出も素敵で大好きなんだけどなあ。
あと自分はガオガイガーは認めてもガオガイガーFINALは勇者シリーズとして認められないです。
勇者シリーズはあくまで子供向け作品であると僕は思っています。しかしFINALは(これはダグオンOVAにも言えることですが)不適切なシーンが多いです。だから認めません(振り返るとダ・ガーンでも三角木馬とい単語が飛び出した気も)。
テレビ放映版は認められますが、子供が理解できる部分は少ないでしょうね。ベターマンとは世界観を共通しているため、追加シーンを設けて、二つの作品の間ににワンクッション置いたんでしょうが、正直ベターマン見ていない自分には理解不能でした。